本日の損益 - 5,902円

人の能力は線形的に上がっていくように錯覚しがちだけど、現実には非線形的に上がっていくという話。例えば、ピアノの練習で最初の数年間は全然上達しなかったのに、下手なりに続けていると、ある時急に上達して引けるようになるということが現実的には多い。一方、人の感覚としては練習しただけ線形的（時間に比例して）上達すると勘違いしてしまう。
　勉強もスポーツも一緒だけど、この非線形性は逆もしかりで、全然勉強してなくても（勉強時間が短くても）成績の良い神童と呼ばれた子供が、高校生位で落ちぶれてしまうこともよくあり、この場合は子供の頃にたまたま伸びやすいタイミングだっただけで、トータルでみると勉強した時間と同じくらいの成績でおちつく。
　日本の（外国もだけど）教育システムとか昇進システム等は、この実際にはない線形的に能力が上がっていく前提で組まれているので、小学生時点でスポーツの出来る子供、高校生時点で勉強の出来る子供、入社3年めの時点で評価の高い社員といった「早熟型」を選抜してしまうので、その後伸日悩むことが多い。（と自分は思っています。）

何が言いたいかというと、下手でも上達が遅くても、結果や周りの評価を気にせずコツコツと続けていれば、あるとき急に出来るようになる可能性が高いので、頑張りましょうということです。

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